無事終了しました。多数の皆様のご来場,ありがとうございました! パネルディスカッションの動画およびスライド資料を公開します. 動画(約1時間40分) スライド資料 シンポジウムテーマ:コミュニティをつくるビブリオバトル 登壇者情報 パネリスト ●雨宮 智花 氏(着物でビブリオバトル主宰) ●五十嵐孝浩 氏(BiblioEi8ht) ●亀山 綾乃 氏(Tokyo Biblio) ●安村 正也 氏(特殊ジャンル本愛好家) コーディネータ ●吉野 英知 氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社) 会場 日時 2015年11月14日(土) 14:00〜15:30 (開場 13:30) 参加費 無料 主催・後援 主催:ビブリオバトル普及委員会,活字文化推進会議,図書館総合展運営委員会 後援:文部科学省,横浜市, 神奈川県教育委員会,茨城県教育委員会,群馬県教育委員会,栃木県教育委員会,埼玉県教育委員会,山梨県教育委員会,千葉県教育委員会, 横浜市教育委員会,川崎市教育委員会,鶴ヶ島市教育委員会,三郷市教育委員会, 開催宣言文 ビブリオバトル・シンポジウム2015の開催にあたって ビブリオバトルは開催場所を問わず、老若男女を問わず、本を活用して手軽に語り合える場をつくるゲームとして普及が進み、この数年間で全国各地にさまざまなコミュニティがつくられてきました。シンプルな公式ルールを参加者が共有することで、学校教育や図書館、まちなかのコミュニティに至るまで、さまざまな形態のビブリオバトルが考案され、各地で活動が続けられています。 ここ数年間の動向を見ている限りでは、ビブリオバトルの草創期から関わっているメンバーですら想像することができなかったような広がり方を見せていると言えるでしょう。今から3年前の図書館総合展において、ビブリオバトルは「Library of the Year 2012」の大賞という大変栄誉ある賞をいただくことができました。その当時にそのような評価をいただけたことは、常日頃から普及活動に取り組んでくださっているビブリオバトル普及委員はもとより、全国各地のコミュニティに参加し、ビブリオバトルを楽しんでくださっている多くのさまのおかげでもあります。ビブリオバトル普及委員会を代表して、皆さまには改めてお礼を申し上げたいと思います。 また、ここ数年間の全国各地の活動を総括する目的で、昨年度に「ビブリオバトル・シンポジウム2014」を立命館大学にて開催しました。シンポジウムの成果として、コミュニティごとの開催方法や開催にあたっての課題など、ビブリオバトルについてさまざまな観点から情報の共有を行うことができたように思います。学校教育やまちのコミュニティ、図書館などにおけるビブリオバトルは、それぞれに少しずつ異なる楽しみ方や特徴を見出すことができましたが、「人を通して本を知る/本を通して人を知る」のコンセプトは全体に通じるものであり、世代や空間を超えた楽しみ方が共有されていることを確認できたように思います。 さて、昨年度のシンポジウムの成果を踏まえ、今年度も「ビブリオバトル・シンポジウム2015」として開催することにいたしました。今回のシンポジウムでは、昨今のビブリオバトル関係者の間で話題に上がっている「コミュニティ」というキーワードについて、皆で話し合ってみたいと思います。昨今の図書館業界でも「コミュニティ」というキーワードは重要視されていることもあり、今回は3年前にお世話になった図書館総合展と協力し、そのなかのフォーラムの一つとして位置づけていただくことになりました。本シンポジウムが想定するターゲットは幅広く捉えていくつもりではありますが、「コミュニティ」というキーワードに対して、ビブリオバトルがどのような社会的な機能を担うことができるのかを本年度の基調テーマにしたいと思います。 2007年に誕生したビブリオバトルは、来年度に誕生から10年目となる節目の年を迎えます。これまでの歩みを振り返りながら、記念となる10年目の活動へと繋がるような、実りあるお話しを繰り広げることができればと思います。ビブリオバトルに関心を持っていらっしゃる多くの皆さまのご参加をお待ちしております。 2015年8月18日 ビブリオバトル・シンポジウム2015実行委員長 ビブリオバトル普及委員会代表 岡野 裕行 |